「ありがとう」と言い続けると、人生が変わる・・・
そんな話を聞いたことがあるでしょうか。
それは宗教でも自己啓発でもありません。
ただ淡々と、心を込めずに「ありがとう」と唱えるだけで、奇跡が起こるというのです。
何気なくYouTubeを観ていたある日突然流れ出した
ひすいこたろうさんの動画
眉唾のようで、でもなぜか気になる。
だったらやってみようじゃね~かということで
自分でやってみることにしました。
2万5000回の「ありがとう」チャレンジです。

🌀 なぜ2万5000回?動画から読み解く言霊の論理
動画では、ひすいこたろうさんがこう語ります。
「ありがとうを2万5000回唱えてみてください。心を込めなくても構いません。ただ続けるだけで、奇跡が起こります」

その根拠は明確ではありませんが、「音の力」「言葉の波動」が潜在意識に届くという考え方に基づいています。
仏教の念仏、インドのマントラなどにも通じる、言霊の反復による浄化・変容の論理。
科学的な裏付けではなく、実践者の体験に根ざした知恵。
そして、言葉の力を信じてみるという姿勢が求められます。

🧪 実際にやってみた:1日で「ありがとう」2万5000回、唱えてみた
1日で2万5000回の「ありがとう」を唱える
常識的に考えれば、少し気が触れているように見えるかもしれません。
でも、気になってしまったのです。
「やってみたら、何か変わるのか?」
その問いに答えるため、実験してみました。
⏱ 実践の方法とタイムスケジュール
- 朝10時、リビングに一人で座り、ダイソーで購入したカウンターを準備しスタート
- 長時間声を出すため、水分補給用に水筒を用意
- 1,000回ごとに休憩を挟みながら、昼食をはさんでひたすら「ありがとう」を唱え続ける
- 終了時刻:失敗を乗り越え19時40分ごろ、ようやくカウントが2万5000に到達
1分で約100回のありがとう。
休憩や少しペースが落ちると1分で60回ぐらいが目安。
25,000回となると大体6~7時間ぐらいの時間がかかります。
リセットされるとまた最初からとなります。
そのため、約10時間ほど達成に時間がかかりました。
この間、テレビもスマホも封印。
ただ「ありがとう」と向き合い続ける時間。
今振り返ると、それはまるで感謝の瞑想でした。
💫 身体と心に起きたこと
- 最初の数千回は単調すぎて苦行のよう。でも次第に、頭の中が静かになっていく感覚
- 回数を重ねる毎に雑念が減り、「いまここ」に意識がとどまるようになる
- 心がふわっと柔らかくなり、人への不満が不思議と浮かばなくなる
- 20,000回を超えたあたりからお経を唱えているかのようになる
面白かったのは、「感謝すべき相手」や「ありがたさの意味」を探さなくても、心が満たされていくこと。
「ありがとう」それ自体が、心の調律になっていたのかもしれません。
🧨 思わずこぼれた一言——“ありがとう”が途切れた瞬間
1日で2万5000回の「ありがとう」を唱える・・・
この挑戦は、自分との静かな対話でもありました。
しかし、そんな中で起きた“事件”は、あまりにも人間らしいものです。
12,000回を越えたあたり。
数時間の単調な繰り返しに、疲れと眠気がにじみ始めた頃、ふと喉が渇いていたことに気付き飲みものを取りに行ったとき、足の小指を冷蔵庫にぶつけた瞬間口をついた一言・・・
「あ~~!クソッ!!」

ち~~ん!!
「なしなし今のなし」
10秒以内に気付ければ・・・間に合わず。
25,000回言うことへの辛さからくる、ちょっとした苛立ち。
それは日常に溶け込む些細な言葉だったかもしれません。
でも、この瞬間、心の中で「リセットされた…」という重い感覚が走りました。
約三時間が全て無駄に・・・
「せっかくここまで積み上げたのに」「意味がなかったのかもしれない」 そんな失望が、ぐるぐると胸の中を巡りました。
本気だったからこそ、その“崩れ”は大きく感じられたのです。
🕊 それでも「ありがとう」に戻った理由
この失敗は、大きな問いかけになりました。
“ありがとう”とは何か?回数を積むことが目的なのか?それとも、心が向き合い続ける“姿勢”こそが、言葉を育てていくのか。
そして気づいたことがあります。
一度失敗してしまったとしても、戻ることができる。
それこそが、言葉の優しさなのではないかと。
そして、もう一度最初から「ありがとう」チャレンジを始めました。
今度は数字よりも、自分の中にある何かと向き合うような気持ちで・・・
🌅 ありがとうが積み上がった先に——25000回達成の瞬間

12,000回でリセットの痛みを知り、そこからまた積み上げた「ありがとう」
やがて到達した25,000回
その数字が意味するのは、ただの努力ではありませんでした。
疲れも、焦りも、孤独も、全部抱きながら、「ありがとう」を重ねた先で待っていたもの。
それは、静かな誇りと感謝に包まれた何ともいえない感情が湧いていました。
「あきらめなかった」 「心が、ここまで届いた」 数字だけではない、言葉が体の奥に染み込んでいった感覚。
“ありがとう”が自然と巡っていることに気づいたあの瞬間
そして何より今までに感じたことのない達成感。
この達成感を知れたことだけでも続けた甲斐がありました。
動画や体験された方のように、大泣きするということはありませんでしたが・・・
🌿 記録ではなく記憶として
25,000回という区切りは、どこか“ゴール”ではなく、節目のようでした。
記録ではなく、自分自身と向き合い続けた“記憶”として、これからも心に残り続けるはずです。
このチャレンジを終えて、明らかに些細なことでも感謝の心が芽生えた実感があります。
そして、動画内でこのように言われています。
チャレンジ達成後、半年以内に泣いて喜ぶほどの良い出来事が起こる!
25,000回チャレンジを終えたのが2025年4月25日。
半年以内ということは2025年10月25日までに良い出来事が起こるのか??
半年後が楽しみです。
ありがとう。
この言葉が、今日の世界を少しだけ優しくしています。
それじゃ~また ぷぷ

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