「冬の土用」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。
多くの方は、夏の「土用の丑の日」を思い浮かべるかもしれませんが、土用は夏だけのものではありません。
実は、立春・立夏・立秋・立冬の前に、それぞれ土用が存在するのです。
つまり、年に4回も土用の期間があるということになります。
この記事では、冬の土用について詳しく解説します。
2026年の具体的な期間や間日、おすすめの過ごし方を知りましょう。
そして、春を迎えるための大切な準備を整えてみませんか。
冬の土用とは?陰陽五行説との関係

冬の土用とは、立春の直前に訪れる約18日間のことで、季節の移り変わりを表す期間です。
この時期は季節の変わり目にあたるため、体調を崩しやすい時期とも言われています。
土用の由来は、古代中国の陰陽五行説にあります。
この思想では、万物は木・火・土・金・水の5つの要素から成ると考えられています。
春は木、夏は火、秋は金、冬は水に当てはめられました。
一方で、季節の変わり目には「土」の気が割り当てられ、これが「土用」の始まりとなりました。
「土旺用事(どおうようじ)」が縮まって「土用」と呼ばれるようになったとされています。
詳しくは、日本の行事・暦のサイトも参考になります。
また、以前ご紹介した秋の土用2025の記事も併せてご覧いただくと、季節ごとの違いがよく分かるでしょう。
2026年の冬の土用期間と間日

では、2026年の具体的な日程を確認しましょう。
国立天文台の暦要項によると、今年の冬の土用は1月17日(土)から2月3日(火)までとなります。
この約18日間は、陰陽道において土をつかさどる神様である土公神(どこうしん)が支配すると考えられています。
そのため、土を動かす作業は土公神の怒りを買うとされ、避けるべきと言われています。
しかし、18日間も土いじりができないと生活に支障が出ることもあるでしょう。そこで重要になるのが「間日(まび)」です。
冬の土用の間日とは?
間日とは、土公神が天上へ帰る日のことです。
この日は地上に神様がいないため、土いじりをしても障りがない日とされています。
もし何かがあったときに「土用のせいかも」と後悔したくない場合は、この日を活用するのが賢明です。
冬の土用の間日は「寅・卯・巳」の日と決まっています。
2026年の冬の土用の間日は、以下の日程です。
- 1月17日(土)卯の日
- 1月19日(月)巳の日
- 1月28日(水)寅の日
- 1月29日(木)卯の日
- 1月31日(土)巳の日
もし、ガーデニングや畑仕事、建築関係の作業が必要な場合は、これらの日を選びましょう。
計画的に作業を進めることが、運気を守るコツです。
冬の土用にやって良いこと

この期間は、次の季節への準備期間と捉えましょう。
具体的には、以下のような行動がおすすめです。
まずは、恵方参りです。
2026年の恵方は「南南東」ですので、自宅から見てその方角にある寺社へお参りすると良いでしょう。
恵方参りで心を落ち着け、一年の目標を見直すのに適しています。
また、「未の日(ひつじのひ)」に「ひ」のつく食べ物や赤いものを食べるのも良いとされています。
2026年の冬土用期間中の未の日は、1月21日と2月2日です。
これらの日に特定の食材を取り入れることで、運気を高めることができると言われています。
さらに、寒さが厳しい時期ですので、体を冷やさないようにすることも大切です。
ゆっくりお風呂に浸かったり、ホットカーペットなどで足元を温めたりして、体調管理に努めましょう。
加えて、整理整頓や掃除をして家の中をスッキリさせたり、静かに読書をして過ごすのもおすすめです。
冬の土用は、自分自身と向き合う大切な時間なのです。
やってはいけないNG行動

一方で、避けるべき行動も存在します。
昔からの言い伝えには、生活の知恵が詰まっています。
例えば、以下のようなことは控えた方が良いでしょう。
- 土いじり(穴掘り、草むしり、地鎮祭など)
- 新しいことを始める(開店、結婚、就職など)
- 場所の移動(引っ越し、旅行)
土用期間中は季節の変わり目で気候が不安定になりがちです。
そのため、大きな決断や過度な労働は避けた方が無難で、体調管理を最優先に考えるべきです。
もし新しいことを始めたいなら、土用が明けるのを待つか、一粒万倍日などの吉日を選ぶのも一つの手です。
無理をせず、静かに過ごすことが開運への近道と言えるでしょう。
冬の土用におすすめの食べ物

先述の通り、冬の土用には「ひ」のつく食べ物や赤い食べ物が良いとされます。これらを食べることで、厄除けや無病息災を願うのです。
具体的には、次のような食材が挙げられます。
まず、「ひ」のつく食べ物としては、ヒラメ、ヒジキ、ヒラタケ、ひき肉などがあります。
常備菜としてヒジキの煮物を作ったり、ヒラメのお刺身を食べたりするのがおすすめです。
次に、赤い食べ物としては、トマト、赤ピーマン、イチゴなどが身近です。
赤い色は邪気を払う力があると言われており、さらにビタミン豊富な食材は風邪予防にもなります。
トマト鍋などは体を温める効果も期待できるでしょう。
農林水産省のブログでも旬の食材が紹介されていますので、参考にしてみてください。
立冬の頃から続く寒さに負けない体を作るためにも、美味しいものを食べて心も体も温めてください。
まとめ:冬の土用を活かして春を迎えよう

冬の土用について、その意味や過ごし方をご紹介しました。
最後に、今回の大切なポイントを振り返ってみましょう。
2026年の冬の土用は、1月17日から2月3日までの期間です。
この期間は、季節が冬から春へと移り変わる重要な調整期間と言えます。
土いじりや引っ越しなどの新しいことは避けるのが賢明ですが、どうしても作業が必要な場合は間日を活用しましょう。
今年の間日は、1月19日、28日、30日の3日間です。
この日ならば、土公神が不在のため、作業を行っても問題ありません。
一方で、整理整頓や体調管理には最適な時期でもあります。
「ひ」のつく食べ物を食べて英気を養い、静かに過ごすことが吉です。
土用が明ければ、いよいよ立春がやってきます。
新しい春を清々しい気持ちで迎えるために、今はしっかりと準備を整えましょう。
もし何か新しい挑戦を計画しているなら、土用明けの天赦日や一粒万倍日を狙ってみてください。
季節のリズムに合わせて行動することで、きっと良い運気の流れに乗れるはずです。
無理せず、心穏やかにこの期間を過ごしてくださいね。


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