「もっと稼ぎたい」「もっと評価されたい」「もっと欲しい」
もっと、もっと、もっと・・・
気づけば、そんな“もっと”を追い求め欲望に追われる毎日を送る日々。
けれど、ある日ふと目にした仏陀の言葉が、心に深く刺さったのです。
それが
「足るを知る」
“今あるものに満足することが真の豊かさである”
この教えを本気で試してみたら、驚くほど心が静かになっていきました。
この記事では、私が「足るを知る」を日常に取り入れてみた体験と、
その結果得られた“欲望からの解放”について、具体的にお伝えします。
「もっと欲しい」に疲れていた
「もっと稼ぎたい」「もっと評価されたい」「もっと欲しい」
そんな“もっと”に追われる日々を、私たちは知らず知らずのうちに生きています。
私自身も、何かを達成してもすぐに新たな欲望が生まれ、満たされることなく”もっと”を追い求め走り続けていました。
その結果、心はいつも満たされない焦りと不安に満ちていたのです。
そんなとき、ふと目にした仏陀の言葉が、私の心に静かに刺さりました。
それが
「足るを知る」
仏陀の教え「足るを知る」とは?
「足るを知る」とは、今あるものに満足し、過剰な欲望を手放すこと。
この言葉は仏教だけでなく、老子の『道徳経』にも登場します。
「知足者富」——足るを知る者は富む。
つまり、外的な豊かさではなく、内なる満足こそが本当の富であるという考え方です。
現代では「ミニマリズム」や「感謝の習慣」とも通じる思想であり、
物質的な豊かさに偏りがちな社会において、静かな反論とも言えるでしょう。
なぜ“欲望”は私たちを苦しめるのか?
欲望は、満たされることで一時的な快楽をもたらします。
しかしその快楽は長続きせず、すぐに次の欲望が生まれます。
心理学では「快楽順応(ヘドニック・トレッドミル)」という概念があり、
人はどんなに満たされても、すぐに元の幸福度に戻ってしまうとされています。
仏教では、欲望は「渇愛(かつあい)」と呼ばれ、苦しみの原因とされます。
欲望に執着することで、心は常に「足りない」という感覚に支配されてしまうのです。
「足るを知る」を実践してみた|具体的な方法と日常の変化
この教えをただ読むだけではなく、実際の生活に取り入れてみようと思いました。
以下は、私が試した具体的な実践方法です。
実践方法
感謝の習慣:「今あるもの」に目を向け、感謝の言葉を意識的に発する

SNS断ち:他人との比較を避けるため、SNSの使用を制限

持ち物の見直し:本当に必要なものだけを残し、不要なものを手放す

“足る”を意識する言葉づかい:「もっと」ではなく「すでにある」に焦点を当てる

実践中の気づき
- 「もっと欲しい」という感情は、実は不安や孤独の裏返しだったこと
- 小さな満足が、心の安定につながること
- 他人と比べることが減ると、自分のペースで生きられるようになること
心の変化
- 焦りや嫉妬が減り、穏やかな気持ちで過ごせるようになった
- 他人の成功を素直に祝福できるようになった
- 「今ここ」に意識を向けることで、日常が豊かに感じられるようになった


欲望から自由になるために必要なこと
「足るを知る」だけでなく、仏教の「中道」や「無常観」も私にとって大きな支えとなりました。
すべては変化するという前提に立つことで、執着が和らぎます。
また、完璧を目指さず、ゆるやかに続けることが大切です。
「今日はちょっと欲張ってしまったな」と思っても、翌日また“足る”に意識を戻せばいい・・・
そんな柔らかさが、継続の鍵でした。

まとめ|“足るを知る”は人生を静かに変える
「もっと欲しい」と思うことは、人間らしい自然な感情です。
でも、その欲望に振り回され続けると、心は疲弊してしまいます。
仏陀の教え「足るを知る」は、そんな私たちに静かな自由をもたらしてくれます。
今あるものに目を向けることで、人生はすでに満ち足りている・・・
それに気づいた瞬間、心の奥に静かな光が差し込んだように感じました。
あなたは最近「足る」を感じた瞬間がありますか?
それじゃ~~また ぷぷ
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